支部長挨拶
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ご挨拶
日本実験動物技術者協会の会員の皆様、協賛企業の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。この度、東海北陸支部の支部長を拝命いたしました浜松医科大学の青島拓也と申します。
東海北陸支部では、本協会の目的である、「実験動物技術者における知識・技術の研修と技術者の資質及び地位の向上を図り、生物学、医学、薬学等における実験動物科学の学術的発展に寄与する」
ため、年間を通して、主に以下のような活動を予定しております。
【実験動物と動物実験 基本的動物実験手技】
マウス・ラットの基本的な取扱いや投与方法、解剖手順、実験動物における倫理観や心構えなどを学ぶことができる講習会です。毎年7月下旬~8月初旬に2日間にわたって開催されます。1日目に講義(座学)、2日目の実技講習を行っております。
【実験動物実技講習会(2級試験対策)】
日本実験動物協会の実験動物2級技術者認定試験を受験される方向けの講習会で、2級の実技試験の問題を網羅した内容となっております。毎年11月の実技試験前に開催しております。もちろん、2級試験を受験されない方も受講可能です。
【技術交流会】
実験動物に関する技術的な内容をテーマに開催しているセミナーです。近年は、皆様にご参加いただきやすいようオンラインでの開催を主としています。2月頃の開催を予定しております。
【春季大会】
年度初めの4月に行われる講演会で、実験動物を含めた幅広いテーマで講演会を行っております。現地とオンラインのハイブリッドでの開催を予定しております。また講演会終了後には、懇親会も予定しております。
これらの活動を通して、実験動物に携わる会員の皆様の知識や技術の向上に、さらには、実験動物業界や実験動物を取り扱う産業や研究の発展に貢献できれば幸いです。
近年、人工知能(AI)が急速な発達を遂げ、文章の作成、英語の翻訳、イラストの作成等が、いとも簡単にできる時代になりました。実験動物の業界においても同様に、AIを使用してさまざまな観察や測定を行うことが可能となってきております。しかし、まだ全てをAIに頼ることはできませんし、命ある実験動物の愛護の観点からも、実際に人間が動物に触れ、観察したり、考察、判断したりすることは、今後もAIには置き換えられない大切なことで、そのためにも、実験動物技術者の知識・技術の向上はますます重要になってくるものと思います。
本協会の素晴らしいところは、実験動物に携わる技術者たちが、自分の所属する職場を超え、集い、ともに学び、情報の交換や交流を通して、知識・技術の向上が出来るところだと思います。そしてこれは、私が本協会に入会してから常々感じているところです。
諸先輩方が築き、積み上げてきてくれた、この素晴らしい活動である日本実験動物技術者協会を、東海北陸支部からますます盛り上げていきたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 日本実験動物技術者協会
東海北陸支部長 青島拓也
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