連動企画総合司会 北 徳 (元倉敷芸術科学大学動物生命科学科)
10月 9日(金) 9:45〜11:15 A会場 (11階 メインホール風)
司会 中野 洋子(アステラス製薬株式会社)
「ヒトの動物観・動物利用の諸相:近親化と差別化の交錯史」
富沢 壽勇先生(静岡県立大学 国際関係学部/グローバル地域センター)
【講演概要】
ヒトは動物の一種でありながら、同時に、文化・文明を通じて自らを他の動物から差異化しつつ、生活のさまざまな
領域でそれら動物たちと関わり、また利用してきた。その関係や利用のあり方は、一方では動物をヒトとの不連続性
においてとらえる<差別化>傾向と、他方でむしろヒトと連続するものとして位置づけようとする<近親化>傾向と
の、交錯の歴史としてとらえることができる。この講演では、動物愛護や動物福祉といった倫理に関わる問題も、多
様な文化・文明の背景を微細に反映しつつ、この<近親化>と<差別化>とが組み合わされた論理的帰結として構成
されている側面に光を当てて論じたい。
静岡記念特別講演
10月10日(土) 9:15〜10:15 A会場 (11階 メインホール風)
座長 刑部 光利(浜松医科大学動物実験施設)
「遺伝育種学からみた過去と将来の実験動物」
加藤 秀樹先生
(浜松医科大学動物実験施設/実験動物中央研究所実験動物遺伝育種研究室)
*ご専門の遺伝学にかかわらず、実験動物学との関わりについてご講演頂ける予定です。
教育講演1
10月10日(土) 13 : 15 〜 14 : 35 C会場 (10階 1001-1)
座長 武智 眞由美 (島根大学)
「動物看護師とその認定資格について」
古川 敏紀先生(倉敷芸術科学大学)
*「統一動物看護師」の目的と求められる役割、国家資格へ向けての動きや動物看護師の実験動物への関わりについて
お話し戴く予定です。
教育講演2
10月10日(土) 10 : 45 〜 12 : 00 B会場 (10階 1001-2)
座長 前田 典彦 (京都大学霊長類研究所)
「サルの使用と飼養のすすめ」
中村 克樹先生(京都大学霊長類研究所 NBRPニホンザル分担機関課題管理者)
*NBR(ナショナルバイオリソース ニホンザル分担機関)における動物施設におけるサル飼育の実際や、マーモセットの飼育に関することもお話ししていただきます。